虎ノ門横丁 酒食堂 虎ノ門蒸留所 in 虎ノ門ヒルズビジネスタワー
おいしいもの探し隊!ライターの実践料理研究家 岩木みさきです。
6月11日に虎ノ門ヒルズビジネスタワー3階にオープンした 虎ノ門横丁 に行って来ました。
虎ノ門ヒルズビジネスタワー3階にある 虎ノ門横丁
個性豊かなこだわりを持つ店が集まり、個々の店から虎ノ門横丁全体を楽しんでもらえるようにと店と店の隣接はオープンだったり、店主の顔が見えるようにと店舗サイズはあえて小さく設定されています。
虎ノ門横丁のこだわりのジン専門店 酒食堂 虎ノ門蒸留所
虎ノ門横丁で一番広いスペースに店舗を構える、虎ノ門蒸留所。
運営しているのはDEAN & DELUCAなどの飲食事業で有名な、株式会社ウェルカムです。
この虎ノ門蒸留所は、DEAN & DELUCAのようなおしゃれな雰囲気ではなく、
「虎ノ門蒸留所のジンが飲みたくて足を運んできた」という顧客が集まるような、
専門性を極めたお店を目指されているとのこと。
こだわりの 虎ノ門ジン COMMON(コモン)
▲(左)八丈の島焼酎「情け嶋」 (右)COMMON
醸造酒からアルコール分を蒸溜して造られる蒸溜酒のことをスピリッツと言いますが、
ジンは、ウォッカ、テキーラ、ラムと並ぶ世界4大スピリッツのひとつで、
ジュニパーベリー(セイヨウネズの果実)という、苦味とスパイシーさを持つスパイスが使用されているのが特徴です。
寅の明横丁の虎ノ門蒸留所では、オープンに合わせてこだわりのジン「COMMON(コモン)」を製造。
竹芝桟橋から約300km、伊豆諸島の南にある八丈島で造られる焼酎「情け嶋」を、店内併設の蒸留所で2回蒸留しています。
▲虎ノ門横丁を歩いてまわれば目に止まる、高さ3mもある蒸留設備
COMMONは、クセがなく透明感のあるクリアな味わいの情け嶋をベースに、
チコリルートというチコリの根を使用しています。
チコリルートは苦みがありながら甘みがあるのが特徴で、
ジンの銘柄として有名なタンカレーやボンベイサファイアに比べ、
強すぎない優しさのある爽やかな味わいを生み出している印象です。
▲棚に並ぶCOMMON
虎ノ門横丁の虎ノ門蒸留所 の食事と飲み物
▲グラスには「デイステイラリー」=蒸留所 の文字
(左)ジンハイ¥800 (右)明日葉茶¥500
スタッフ一押しのドリンクは、虎ノ門蒸留所オリジナルジンCOMMONをベースにした「ジンハイ」。
一般的なジントニックは、グラスにジンを入れてトニックやサイダーを注ぎますが、
虎ノ門蒸留所のジンハイは、サイダーを入れてからジンを注ぎ、香りがより立つように工夫されています。
COMMON以外にも、八丈島産のレモンや明日葉などを使用したドリンクも用意されています。
▲(左)ぐつぐつ牛すじのトマト煮¥780
(中央)叩ききゅうりとフレッシュザーサイの中華風¥550
(右)八丈島 明日葉とツナのゴママヨソース¥680
動画を撮りたくなるような、食欲をそそるぐつぐつ感の牛すじトマト煮は、お肉がとても柔らかいです。
▲カレーメンチカツ¥280
メンチカツも肉汁がジュワッと出てきました。
お料理はどれも味付けが濃すぎず、後味もクセなく重くない。
ジンハイを飲むと、柔らかな苦みと爽やかさが香り、「味わう感じ」がとても心地良かったです。
今回はお腹の具合でたどり着けなかったですが、
もっちりとした食感が特徴のリングイネを使用した「名物焼きナポ」は食べてみたい1品。
スタッフの方からは「メニューに迷ったら“美味”マークのものをぜひ」とのこと。
今後展開されるクラフトジンのリリースが楽しみです。
※価格は税抜で表記しています
店舗情報
酒食堂 虎ノ門蒸留所
■場所:虎ノ門ヒルズビジネスタワー 3階 虎ノ門横丁
■営業時間
平日・土:11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O. Food 22:00、Drink 22:30)
日祝:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.Food 21:00、Drink 21:30)
■電話:03-6205-7285
■座席数:100席
■平均予算:ランチ¥900~¥1,200 /ディナー:¥3,500~¥4,500
■備考:外国語メニュー/英語